じわりホラーで病みつきになる漫画「走馬灯株式会社」を読む
自分の人生を振り返れるとしたら、どうしますか?
走馬灯株式会社は自分の人生を振り返れる場所。
なぜかわかりませんが、人生の1年が1枚のDVDに収められていて、記憶になくても、鮮明に人生を振り返れます。
覚えていない真実を見てみたいですか?
記憶は曖昧だからこそ良いのだってこともあるのです。
知らなければ幸せのままだった…
基本的に物語は短編の集まりで構成されています。ホラー要素の強い話が多く、結構救いがないものが多いです。
まさかまさかと、話が進むにつれ一気に伏線が繋がっていく感じは病みつきになります。
後半の伸び
中盤から探偵が登場する話があり、その話の後も引き続き「走馬灯株式会社」を探っていくという大きなストーリーが付いてきます。このテーマを得たことで、後半がぐっと濃いものになっています。
ひとつ残念な点としては、大きなストーリーを得た後の短編のレベルが少し落ちてしまったように感じた事でしょうか。
深夜ドラマの「走馬灯株式会社」
この漫画、深夜ドラマ化されてます。私は入りがドラマからだったので、実写のリアリティが印象的で、ジワジワくる凄い怖いドラマやなぁと鮮明に記憶に残ってます。
...本当怖いんですよ。
ドラマと比べ漫画の方がなんとなく柔らかい作りになっている印象です。
漫画は全10巻で完結済み