漫画のススメ

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この導入、一度は読んでおきべき漫画「マンホール」を読む

一見の価値がある完璧な導入シーン

平和な商店街に突如現れたその男は、真っ裸でスキンヘッド、体中が血だらけで意識はうつろな様子で徘徊している…

道行く大学生に「マ…マ…」と苦しそうに言った後に突如大量の吐血、血を浴びた大学生はパニックでなりとっさに男を押し倒す。男は頭部を強打しそのまま死亡してしまう…

その後の警察の調べで男は近くのマンホールから這い出てきたことが発覚する。

検死に回された男は右目が白濁しており、検死官はそこにうごめくものを発見する。

取り出してみるとその正体は寄生虫フィラリアだった…

 

この冒頭の衝撃的なシーンが否応なくこの後の展開への期待を高めてくれます。

このシーンを見るだけでも、この漫画を読む価値があります。「マンホール」の作者の筒井哲也氏は、こういう「これ確実に大事なシーンだよね」的な導入が本当に上手いです。まるで映画のオープニングのような、完璧な導入を見ることができます。

 

練りこまれたシナリオが良い

黒幕の登場が結構早いです。

コミック版は全3巻なのですが、第1巻にてフィラリアによる感染症で世の中を変えようとする黒幕が顔出しで登場してきます(早っ!)

だけどシナリオが良かったのでしっかりどんでん返しもあり、設定も深くてしっかりしていて、どんどん物語に引き込まれていきます。

私は、このサイコホラーな感じ好きでした。結構何度も読み返している好きな作品です。

タイトルにもなっているマンホール

普段の生活であまり気にすることのないマンホール

マンホール(英: manhole)は、地下の下水道・暗渠・埋設された電気・通信ケーブルなどの管理(点検・修理・清掃・排気など)を目的として作業員が地上から出入りできるように地面にあけられた縦孔である。 manholeという語は、man(人)とhole(穴)を組み合わせた語である。

人と穴を組み合わせた言葉です。…そう考えるとマンホールとは非常に怖い言葉に聞こえてきますね。 

そんなタイトルから少しホラーな漫画「マンホール」まだ読んだことのない方はチェックです。

 

マンホール Kindle版 上・下巻

 

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