漫画で読める柔らかい「アルスラーン戦記」を読む
アルスラーン戦記をご存知だろうか?
田中芳樹原作の人気小説で、作者の田中芳樹といえば、銀河英雄伝説が代表作です。
その作家の描く大河ファンタジー小説。
なんと、知らないうちに漫画化されていたんですね。しかも作画は「鋼の錬金術師」の荒川弘先生だと…
中学校ぐらいの時に小説版にハマっていたので、どんな風に漫画になっているのかが、気になりすぎます……というわけで早速、読んでみました。
まず、1巻を読んでみて、なんとなく違和感を感じていました。…その正体は、小説との雰囲気の違いで、特に大きな理由は絵のイメージでした。
なんせ小説の絵は、ファイナルファンタジーのパッケージなどで目にしていた、かの有名な天野喜孝なのだから当然といえば当然のこと。
↓だってこんなんですよ。
その違和感を頭が修正するまで、少し時間がかかりましたが、小説のイメージがないならば、スッと入り込めると思います。(2度目に1巻を読んだらもう違和感なしでした)
現在4巻まで出ているのだが、登場人物も魅力的に描かれていて、ファランギースとかすごい懐かしかった。超美人ってこんな感じなのね…なんて楽しみかたもできるし、なんとなく小説版よりも柔らかくて、爽やかなアルスラーン戦記になっていますね。
原作がしっかりとしているし、作画も間違いなき実力者。何よりも小説よりも気楽に読める漫画版ってだけで、出会えてラッキーな作品です。
もうすっかり漫画版も馴染んできて、続きが非常に楽しみです。